特別講演  「国民から見える職業へ」

日本放射線技師会 会長 熊谷 和正

於 平成15年 2月 組織研修会

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そんな感じで今やっておりますけれども、昨年の5月会長に選任されまして、その時みなさんにお話ししたことなんですけども、
私のモットーというのはですねやはり自分をもつことですね。
一寸の虫にも五分の魂ということを申し上げましたし、主体性というこの2つをですねこれは貫きたいと申しました。
その他にやはり都道府県技師会これを重要視したいんですね。今まで重要視してこなかったとは言いません。
ですけどやはり47都道府県技師会が持てる力を十分日放技は活用していなかったんですね。
一割も活用していなかった。活用といったらおかしいですけど。やはりこれからの放射線技師をどうしていくか?
自分たちの職業をどう確立していくか?ということを考えるとやはり総力でそれに当たらなければいけないと考えるんで。
やはりその中でですね都道府県技師会というのは非常に重要な役割を担える立場にあるんですよね。
具体的に言いますとやはり都道府県技師会というのは県民・市民と直に接するそういうチャンネルを持っているわけです。
これがもっともっと活かされるべきで、どうやって活かしていくかということをいっしょになって考えるべきで、
今47の地方会これが決して国民との接点をフル活用しているとは私は思えない。
10%も活用していないと私の目からみると見えるんですね。これをもっと活かしていかないといけないと考えております。
そういう意味で地方会というか都道府県技師会の活力をもっと有効に活かしていくようなことをいっしょになって
考えていきたいと考えております。
まだ具体的なことにこう手をつけていくというところまで、まあ若干つけてはいるんですがまだ目に見えるような形で
いろんなご提案をさせていただいたりとかはやっておりません。
ちょっと余裕がなかったものですから。これから徐々にやっていきたいと思うんですけれども。
やはりですね今の地方会の弱み、弱点というのはいろいろありますけど大きく2つあげたいと思うんです。
まずひとつは自己が無い。自分が無い。Identityの問題ですね。これがない。それから本当の公益事業を全くやっていない。
全くといったら失礼になるかもしれません。公益事業やってないんですよやっているつもりでいるかもしれませんが。
この2つをあげたいと思います。この兵庫県の方にお招きいただいてみなさんの前でお話しするのは初めてです。
日放技の役員の経歴は20年を超えていますので、この間いろんな47都道府県技師会を遠くから見たり
あるいは近くから見たり、そういう形態がずっと20数年あったんですが、実際私も千葉県の役員を長いことやって
代表を12年ですか、そのぐらいやらしてもらって地方技師会がどういうものでどういう運用をしなければいけないか、
どういうことをやらなきゃいけないかということを実際いろいろ考えて試行錯誤で実際動かしてきた経験もございますので、
ある意味都道府県技師会のことはよくわかっていると自分の頭では思っております。
そういう中でですね47の都道府県技師会を遠くから見ていて自分自身が無い、自己が無い、それから公益事業をやっていない。
本当にやっているのかと思うような会がほとんどであるという見方をしています。
今日はこれからいろいろお話しさせていただきますけども、私は歯に衣着せたりなんかして話したりするのは苦手なので、
かなりきついストレートな表現が多くなると思います。ある意味みなさんに大変失礼なことを言うかもしれませんけれど、
それはやはり今日は放射線技師以外の人は入っていないということですので率直にお話ししたいと思います。
これは部外者が入ってくるとなかなかその辺は難しいんですが、今日はみなさん仲間内ですから本当の本当で
私お話ししますので、みなさん怒る時は怒って下さって結構です。まあそういう形で話したいと思っておりますので
最初に申しておきます。
そういうことで都道府県技師会の今一番大きな問題を2つ挙げましたけれど、そういう意味から兵庫県を
遠くから見ておりまして、私のひとつの見方なんですが、自己が無いということでは47都道府県の中では最も自己がある。
兵庫県技師会というのはこれなんだという、そういう気持ちが結構高いAクラス。
Aクラスといっても社会的にAクラスではないんですよ。47技師会でクラス分けすればAクラスの部類に入るんではないかと
そうは見せてもらっております。
今後都道府県技師会のいろんなパワーを引き出していっていっしょに協力体制を作っていくなかで、
兵庫県放射線技師会に私個人としては非常に期待をしているところでございます。
まず少し持ち上げておきますけれども。