特別講演 「国民から見える職業へ」
日本放射線技師会 会長 熊谷 和正
於 平成15年 2月 組織研修会
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20年、30年先を考えてその時の技師をどうするかどうあるべきかということを考えた形での専門放射線技師。 ですから専門放射線技師という言葉自体がちょっと誤解を招くかもしれないですね。 次世代放射線技師とか未来型放射線技師と言い換えた方がいいかもしれませんね。 だから30年先やっていけるような形で、その専門放射線技師というものを考えたいと思っている。 私も一生懸命よく考えているんですがよくわからない。これから2〜3年かけていいものを作りたいと思っているんですよ。 専門放射線技師といっても誤解しないでくださいね。 日放技では、今ちまたでいっている専門放射線技師は技能検定それですましたいと思います。 せいぜい10年ぐらいの命のもので、そういうおこがましいこと言えないですね。もう技能検定でいいんです。 技能検定も技術も時代とともに変わっていきますから、その都度その都度新しい技能検定を取り入れていって 古いのは自然になくなっちゃいますから、それでいいんです。 それよりも将来20年先、30年先に放射線技師がどうあるべきか、どういう能力を備えるべきか考える必要があるんですよ。 ですから全然違う形になろうかと思う。一般的な専門放射線技師は、それは否定をしたいと思っています。 ともかくマスター放射線技師は20年、30年先も残っていけるような技師になっていただきたい。 逆にいえば20年先、30年先はやっぱり高学位をもった人だけでやっていかなくてはならないんですね。 これは前中村会長もいつもおっしゃっていたことにつながると思います。 そういうことでですね、今具体的な提案・形がですね2月号に出ておりますので、 またお帰りになって見ていただきたいと思います。 時間が過ぎてしまいましたけど、そういうことできちっとした裏付けをですね、みなさんの技能から認定から 日放技がきちっとした形で、みなさんに自信をもってもらうために裏付け証明をしたいと。 どんどん裏付けをこの人はこれぐらいの仕事が出来るんだ、という証明を我々の会でしていくことによって みなさんの自信がつくのではないだろうかと思うんですよね。そういう会のやり方をやっていきたい。 会員個々にはそういうことなんですね。患者さんにやはり私に任せて下さいねと、私はプロなんだからということを 患者さんの前で言ってほしいんですよ。言えるための裏付けをみなさんに差し上げたい。 裏付けがあれば胸張って言えるでしょう。自信をもってもらえますでしょう。そういうことを考えております。 そういうことで患者さんにやはり私は専門家なんだからと、プロだから安心して下さいということを言わなければいけない。 そういうことを言うことによって、やっぱり信頼も生まれてくるんですよ。 そういうことを言えなくて自信がなさそうにしていたら信頼なんて出てこないですよ。 やはり信頼をつくっていくということは胸を張って私に任せて下さいということ。 だからさっき最初に言いましたけど宣伝なんですよ、目立たなくてはいけないんですね。 患者さんに信頼をされてくれば、それが国民から見えてくることにつながってくることになるわけです。 そういう辻褄を私は考えています。 会もですね放射線技師会、都道府県技師会の方もさっきかなりきついことを言いましたけど、いろんな講演や市民公開講座や 公開シンポジウムやっても人材がないんですよやっぱり。人材を選ぶのも難しい。 だけどきちっとしたシステムをつくってですね、この人はこれくらいのレベルの人だとはっきりしていれば、 ある意味都道府県技師会でも優秀な人材をはっきりした形で抱えるような形になるんですよ。 ですから市民公開講座についてもですね堂々と胸張ってやっていけると思うんですよ。 公益事業をやっていないと冒頭で言いましたけど、これはまた機会があればお話ししますけども 本当の公益事業ができるのは人材なんですよ。人材がないと公益事業をやっていけませんので、そういう意味でですね、 都道府県技師会の抱える人材の層を厚くするためにも新しい生涯学習システムこれ活用できるのではないかと思っております。 そういうことでですね我々は唯一のプロ集団だということをもう一回みんな自覚して自信を持って胸張って社会に出て行かないと、 いつまでたっても国民から見えてこない。私そう考えております。 ぜひともご理解いただいて今日からみなさん考え方を変えていただいてやっていただければありがたいと思っております。 もう時間がせまっておりますので終わりにしたいんですけど。ちょっとですねバカみたいなことかもしれませんが 最後にもう一回、私はプロだと思う人手を挙げてください。 ちょっと増えましたね、倍くらいになりましたね。ありがとうございます。1時間ちょっとで倍になったということはたいしたこと だと思っております。ちょっといろんな質問をお受けする時間がなくなってしまったかもしれませんが、時間が許す限りですね もし何かありましたら今日の私のお話しに関係ないことでも結構ですので、ぜひお聞かせいただければと思います。 どうも長い時間ご静聴いただきましてありがとうございました。 |